岩田 良治

私は、現在ICU・CCUで勤務しています。

ICU・CCUでの看護の対象となる患者さんは、手術後の方や心筋梗塞・脳梗塞発症直後の方などさまざまです。そういった患者さんは、多くの点滴や心拍・呼吸状態を測るモニターケーブルが装着されています。

そして時に重症患者さんは、挿管され、人工呼吸器によるサポートを受けています。このような集中治療領域では、患者さんの意思が制限される場面に出合います。多くの患者さんにとって、このようなことは、初めての経験であり、不安とストレスがかかり、混乱される方もおられます。

そのような患者さんに対して、私は処置や看護をおこなう際には、患者さんの目をみて少しでも不安やストレスを和らげられるように丁寧な声かけを心掛けています。

これは、以前介護士として特別養護老人ホームで働いていた際、先輩から「何にせよ介護する際は、利用者さんの目を見て何をするかを伝え、介護することが大切やで。利用者さんも何されるかわからないままやったら、不安やろ。」と教育をうけたからです。

介護と看護その分野は違いますが、対象となる人は変わらないと考え看護師になり、ICUで勤務することになってからも、『患者さんの目をみて不安を和らげるように丁寧な声かけをする』を基本に看護しています。

ICU・CCUでこのことを実践し、患者さんからいただいた「ありがとう」の感謝の言葉は、私の看護の原動力となっています。

看護師としての経験は浅い私ですが、患者さんに寄り添い、安心・安楽な看護を提供し、患者さんが少しでも早く回復できるように日々がんばっています。